この記事では淀川ゆお先生の『ゾンビ・ハイド・セックス』10話のネタバレ込みのあらすじや感想をお伝えします♪
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目次
【BL漫画】ゾンビ・ハイド・セックス｜10話ネタバレ込みのあらすじまとめ
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ゾンビ・ハイド・セックス【ネタバレ感想9話】千ヶ崎のにゾンビとしての本能が…!?
この記事では淀川ゆお先生の『ゾンビ・ハイド・セックス』9話のネタバレ込みのあらすじや感想をお伝えします♪ 最後に「ゾンビ・ハイド・セックス」を無料で読める情報もまとめています♪ kara ...
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晴臣が千ヶ崎の様子がおかしいことに気が付いた瞬間、彼は晴臣を押し倒す。
起き上がろうすると、千ヶ崎は晴臣の上に、かつてのゾンビと化してしまった友人の如く馬乗りになる。
理性の感じられない彼の顔に絶望しながら、晴臣は彼の噛みつきを拒まなかった。
（前噛まれた時より 怖い…っ）
そう内心思いながらも、自分の肩の肉を噛みちぎろうとする千ヶ崎の頭に優しく手を添えて、
「いいよ、食べて」
と涙を零しながらも、囁く。
最早どうにもならない状況に、晴臣は「食べられるならいつもの一馬さんに食べられたかった」、「でも一馬さんがそんなのは嫌がるかな」と半ば夢うつつに思う。
そんなことを思っていると、突然走馬灯のように彼との思い出が脳内にフラッシュバックしてくる。
それを思い出した瞬間、涙がとめどなくあふれ出し、一つの思いが晴臣の脳内を支配する。
“この人と一緒に生きていたい”
この思いと共に、また別の思いも堰を切ったようにこぼれていく。
“せっかく想いが通じ合えたのに、このまま終わるなんて嫌だ“
“一馬さんが噛まれてしまって絶望したあの時も一度諦めかけたけど、諦めなかったから今がある“
その思いと経験は、彼を突き動かすのには十分だった。
晴臣はまだウィルスに完全には侵されていないであろう人間としての彼を呼び覚ますために、名前を叫び続ける。
さっき、呼び始めたばかりの、
「一馬さんッ！！」
恋人になった証の、下の名前で。
その呼びかけに呼応するように千ヶ崎は動きを止め、自分の手を見つめる。
晴臣は微かに希望を抱いて彼を見るが、先程まで必死で気にならなかった肩の痛みが気が緩んだことで彼を襲う。
体をつんざくような痛みになんとか耐えながらも彼の名前を呼ぶと、ウィルスに侵された人間特有の赤くなった目が晴臣を捉え、
「晴…臣…」
と呟く。
晴臣の生死をかけた呼びかけによって、完全に自我を取り戻した千ヶ崎は自分のしたことを目の当たりにし、「嘘だ」と呆然としながらこぼすが、
そんな彼を晴臣は肩からの血で真っ赤に染まりながら、
「一馬さん…大丈夫だから…」
と微笑む。
彼の微笑みに我を取り戻した千ヶ崎は「すまない」と謝罪しながら体を抱え、走り出すのだった。
その行き先は依岡閃(よりおかせん)と葛西天達(かさいあまたつ)がいる部屋で、そこで先程の状況を彼らに説明するとすぐに2人は止血作業に入る。
依岡は発症したにも関わらず途中で自我を取り戻した千ヶ崎に驚愕しながらも、なんとか晴臣を死なすわけにはいかないとガーゼで傷口を抑える。
その必死の2人、そして血まみれの晴臣、何よりそれを引き起こしたのは自分だという自責の念に駆られ、千ヶ崎は外に走り出してしまう。
すぐに依岡は止血は自分でどうにかするから、と葛西に彼の後を追うように頼む。
その後ろ姿を意識をもうろうとさせながらも、晴臣はじっと見つめていたのだった…。
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【BL漫画】ゾンビ・ハイド・セックス｜10話ネタバレ感想
覚悟はしていました。
していましたけど…どうしてなんでしょう。
残酷です、あまりにも(涙)
何度も書いていますが、個人的にはハッピーエンドが大好きなのです。
ただ、晴臣くんの千ヶ崎さんへの想いといい、何より「彼と生きたい」と改めて思うシーン。
ここにある、「あぁ…でも…」とMaji で感情がAfu れる5秒前と言わんばかりのこのコマ。
(これは完全に深夜テンションで思いつきました)
何気ないシーンだと言えばそうなのかもしれませんが、私はもうこれで涙腺崩壊しました。
改めてしみじみとそう思っている感じ、とんでもなく伝わってきませんか。
こんなこと言われてもわかんねえよという方はこれより前のページ、そしてイラストを一緒に見ればきっとこの気持ちが分かると思います。
更に、ここに来るまでの紆余曲折を見ていれば絶対に泣くと思います。
また、「一度諦めかけたけど、諦めなかったから今がある」
この言葉、非常に重いです。
そう思った理由は、次の個人的に重要だと思ったポイントにて述べます。
個人的に重要だと思ったポイント！
「一度諦めかけたけど、諦めなかったから今がある」
これに何故私が重みを感じたのかと言いますと、実は全編通して晴臣くん、諦めとは言わずとも絶望には何度も面してきているんです。
例えば「バイト先の先輩がゾンビと化して自分を襲いに来た」
「実家に帰ったけど家族はそこにはいなかった」
…と、いうように文で書けば軽いように感じますが、実際現実で考えると立ち直れないような絶望に面しているのです。
しかし彼がなぜどん底まで落ち込まなかったかと言うと、そこには「千ヶ崎一馬」という存在があったからなんです。
思い返してみると、ゾンビになった先輩から襲われそうになって絶望した時は千ヶ崎一馬が銃を撃って助けてくれたし、家族がゾンビになったかもしれないという絶望に苛まれた時は彼がそばに居てくれた。
ただ、彼がただ一度「諦めかけた」ときは、「千ヶ崎一馬」という存在が消えてしまいかねない時でしたよね。
「ゾンビ化した友人が千ヶ崎を噛み、生と死の狭間で苦しんでいた」
この時です。
つまり、絶望した時には千ヶ崎さんは隣にいてくれてけれど、諦めかけたときには千ヶ崎さんはほぼいないにも等しい状態だったんです。
そんなかつて諦めかけたことがある彼が今回、その「千ヶ崎一馬」に襲われているにも関わらず、諦めるどころか絶望もせず、
ただ彼と「共に生きたい」、この一心で呼びかけ続ける…。
改めて考察すればするほどマジでクッソ重いなこの台詞。
エロについて！
今回、「ゾンビ・ハイド・セックス」の「ゾンビ」へ特にスポットライトが充てられており、全編通してエロはありません。
エロを求めている方は8話～9話をお読みになることをおすすめしたく思います。
千ヶ崎さんがゾンビ化してしまったにも関わらず、なんと晴臣くんは彼を呼び続けて自我を取り戻させてしまいます。
“Love will always win in the end”…「必ず最後に愛は勝つ」をまさにその身をもって体現していますよね。
実は、最早あらすじとは言えないので書けなかったのですが、最後の終わり方がまた新たな登場人物を匂わせる感じでとても意味深でした。
またひと波乱起きそうな予感に、嬉々としながらも、一方で怖く思う自分もいます。
＞＞『ゾンビ・ハイド・セックス』11話のネタバレはコチラから
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